うろおぼえ剣豪道場 秘剣X

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「これは、死んだな——————。」

日本の剣術史に名を残す剣豪たちが、あなただけの必殺剣を披露する創作ボードゲーム 。

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前の剣豪へ 剣の達人が、万民の讃える英雄であり得た最後の時代。錦絵にも描かれた隻腕の剣士はその身朽ちるまで戦い続けた。慶応年間。心形刀流。『最後の剣豪』伊庭八郎(イラスト:宮階) 剣の達人が、万民の讃える英雄であり得た最後の時代。錦絵にも描かれた隻腕の剣士はその身朽ちるまで戦い続けた。慶応年間。心形刀流。『最後の剣豪』伊庭八郎(イラスト:宮階) 後の剣豪へ

剣豪特技 最後の剣豪 [条件達成] 各伝の披露が最も遅かった場合、門下生3人獲得。(同着可)

生没年 1844〜1869

愛刀 大和守安定、関兼元

好きなもの 甘いもの、うなぎ

嫌いなもの 筋が通らないこと

将軍親衛隊を前身とする遊撃隊の剣士。心形刀流宗家の息子ながら剣術を学ぶのは遅かったもの、天性の物があったのか「伊庭の小天狗」などと呼ばれていた。 左腕を半ばまで切断する重症を負いながらも、片手で剣を奮って幕末の動乱を函館戦争まで戦い抜いた。 唯一の著書には関西出張中の食レポがいっぱい。

心形刀流宗家では実力のある弟子を養子に迎えて跡を継がせる習わしがあったため、八郎も父の養子になった義兄の養子になる事で宗家を継いだ。 世情不安が広まる中、上洛する弱冠18歳の将軍・徳川家茂の警護を務める。 この時の日記が「征西日記」として出版されており、虫歯の痛みに堪えかねて生まれて初めて稽古を休んだ事などが書かれている。

家茂の死後も徹底抗戦を続ける中、左肘から先を失い、横浜での潜伏生活を経て辿り着いた五稜郭の戦いでは胸に被弾。 当時の医療では弾丸を摘出できず、腐食により日に日に容態が悪化するが一言も痛みを訴えなかった。 敗色濃厚になると、榎本武揚の差し出したモルヒネをにっこり微笑んで飲み干し、眠るように息を引き取る。