うろおぼえ剣豪道場 秘剣X

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「これは、死んだな——————。」

日本の剣術史に名を残す剣豪たちが、あなただけの必殺剣を披露する創作ボードゲーム 。

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前の剣豪へ 剣禅一如より遡る事二十余年、剣能一如の剣豪が存在した。名だたる武術流派の奥義もまた、その芸の肥やしだったのか?慶長年間。柳生新陰流。『夜叉神の翁』金春七郎氏勝(イラスト:忠藤いづる(三日月アルペジオ)) 剣禅一如より遡る事二十余年、剣能一如の剣豪が存在した。名だたる武術流派の奥義もまた、その芸の肥やしだったのか?慶長年間。柳生新陰流。『夜叉神の翁』金春七郎氏勝(イラスト:忠藤いづる(三日月アルペジオ)) 後の剣豪へ

剣豪特技 一足一見 [宣言1回] 他の剣豪1人と同じ剣豪特技を獲得する。(最初の手番のみ)

生没年 1575〜1610

愛刀 不明

好きなもの

嫌いなもの 水銀

大和猿楽四座の一つ、金春流の能楽師。 一方で柳生新陰流・宝蔵院槍術・制剛流などを学び、ことごとく皆伝を得た天才武芸者でもある。 特に柳生石舟斎とは剣と能、其々の奥義を交換伝授するという流派ぐるみの蜜月ぶりであり、柳生新陰流に与えた影響も大きかったのではないかと思われる。

金春流は豊臣政権の保護の元、第一位の座として隆盛した。 氏勝も63世家元として、太閤能の作者でもある父・安照と共に要人に能を披露している。 政権に接近し過ぎたのが裏目に出て、氏勝の死後はその座を観世流に奪われた。 氏勝の著作は残っておらず、その人となりを伺うのは難しい。

剣術と能の関わりについては、柳生宗矩が能に熱中したという史実がある他、多くの作家が関連づけて語ってきた経緯がある。 隆慶一郎氏が氏勝を主人公にした小説を書いていたが、逝去により未完に終わった。 余談だが、氏勝の先祖である金春禅竹は、能楽における翁とは宿神であるとし、住吉大明神や諏訪明神と同一のものであると説いている。